オーガニック

Organic 2006

Miss Biggy
ジンバプエのハラーレ(Harare)でミス・ビギー・マトフォトフォ(Miss. Biggy Matofotofo)美人コンテストが開催された。
マトフォトフォ(Matofotofo)とはネデベレ(Ndebele)語で大きくふんわりしたものを意味する。年齢、身長、未婚、既婚に関わらずサイズ40以上の女性なら誰でも参加できるこのコンテストの最終審査に15名のモデルが残った。「大きな女性として、私たちは私たち自身の懸念を克服しなければならない」「今までジンバブエの男たちはスリムなことが美しいと考えていたけれど、事実は逆。核心を突けば彼らは大きな女性を好むの」と、36才のモデルの一人は言う。
プロモーターのルワジ・ムボア(Lwazi Mbowa)さんは美の認識に水着審査は不要だと断言した。彼女は「これはアフリカにおける真の美しさです」「大きな女性は族長や国王のためにあって、私たちはそれらを公にするともありません」と言う。応募者はカジュアルとフォーマル、そして民族衣装の3つで審査される。最終審査に残ったモデルの一人、パトリシア・チタンボ(Patricia Chitambo)さんはキャットウォークでジンバブエの田舎でよく見られるようなトウモロコシをふるいにかける演技をした。
そんなコンテストは大盛況。ある男性は「将来、それぞれの女性が自分は美しいと信じられるようになれば、どんなにか素晴らしいことだろう」と語り。またある女性は「アフリカの美しさは大きな女性そのもの。私はまだそんなに大きくはないけれど、いつか母のように大きな女性になりたい」「本当の美しさは、どんな環境にあろうと自分自身を受け入れることでしょ。これは固定観念を破る良い機会だと思う」と語る。
最後にマトフォトフォ・クィーンにに決まったブラワヨ(Bulawayo)出身21才の学生、ノベサスー・シバンダ(Nobesuthu Sibanda)さんは族長の妻のようにヤギ皮マットの上に座り語った。「私たちが大きな女性として評価されたことは本当に素晴らしいこと」「私は大きなことを誇りに思っている。そして、同じような女性に言いたい。自分を見下げてはだめ。大きなことは良いことなの」
30 Apr 2006