オーガニック

Organic 2006

Aids in Asia
UNAIDS(国連合同エイズ計画)はインドが世界で最もHIV感染者の多い国であると報告した。
報告によれば、インドにはアジア全体の3分の2のHIV感染者が暮し、2005年までに270万人が感染したと言う。これは南アフリカの550万人を凌ぐ。人口を考えれば18.8%の大人が南アフリカで感染しているのに対し、インドでは0.9%と感染率は少ないが、1981年にエイズによる死者が確認されてからインドでは27万人から68万人の犠牲者が出ていると推測されている。
UNAIDSはこれら感染は無防備な性交渉で拡大したと報告。最も感染者の多い南インドのタミル・ナードゥ(Tamil Nadu)では売春婦の50%がHIV感染者だと判った。国連政府機関は薬餌療法を必要とするインド人の7%しか薬を受け取っていないと推測している。さらに、母子感染する危険性のある妊娠中の女性は1.6%しか薬を受けていないと言う。
インドに隣接するパキスタンでの感染者数は8万5千人。UNAIDSはインド同様にパキスタンに早急な感染防止策を求めている。逆に報告は中国やタイでは感染の拡大が減っていると言う。タイでは感染率が10年前の3分の1にまで減少。予防策としてのコンドームの使用と男性が買春を止めたことが感染拡大を防いでると思われる。
30 May 2006