オーガニック

Organic 2006

Whites out of Harlem
ハーレムが再びニューヨークのメイン・ストリームに戻って来た。
1980年代、マンハッタンでもハーレムは特別危険な世界の代名詞だった。60%のビルはNY市の所有物で、ほとんどが空家。アパートはとても人が住めるような状態ではなかった。
また、ハーレムを通り抜けるなら手ぶらで行けと言われるほど、焼けただれたビルの谷間で犯罪が多発。一般のニューヨーカーはめったに立ち入らない地区だった。
しかし、この10年、比較的安い家賃を目当てに多くの住民が移り住み、セントラル・パーク以北の開発が進めらてきた。犯罪も減り、新しいレストランやオフィスも見かけるようになると、30年以上閉じていた「Minton Playhouse」ジャズ・センターも再開する。ハーレムの外からも人が集まるようになったのだ。
若いアフリカ系アメリカ人の起業家の多くの例もある。そのおかげで、90年代に30万ドルで購入できたアパートが今では6倍の180万ドル以上。このような不動産の上昇はニューヨークの繁栄をも象徴するが、代々ハーレムに暮す人々は家賃の高昇に苦しんでいる。
アスター・ローにある英国聖公会のドドソン牧師は「非常に不公平である」「ここには不動産ブームを利用して利益を得ている家主によって立ち退きを迫られている家族がたくさんいる」と抗議する。
2 Sep 2006