オーガニック

Organic 2006

Gay animal exhibition
ノルウェーのオスロ自然歴史博物館で一風変わった展示会が開かれている。
それは動物達の同性愛。博物館の館長はオープン当初この展示会には多くの反対意見があったが、家族連れを除けば、今は多くの来館者に受け入れられているという。
動物達の同性愛は1,500種の間で観察され、そのうちの500種については正確に記録されている。博物館には雄のキリン同士が交尾しているものや、雌の猿がお互いを刺激しあっているもの、2頭の興奮した雄クジラが互いにこすり合わさっている写真などが展示されている。
「動物世界において同性愛は広範囲にわたる一般的現象である」と研究者は解説する。「ただ、それらの性的な関係は一時的なものではなく、ときには一生涯つづく長いものである」ともいう。また、同性異性を問わず、動物間のセックスは(人間と同じように)繁殖の為より、しばしば快楽を目的とした行為であるという。
博物館はさらに動物の両性愛にも展示する。ときに雄鳥のペアは雌鳥の産んだ卵を共同で育てる。フラミンゴを例に研究者は「2匹の雄は普通の雄雌のペアよりも幅広い縄張りを確保し、それによってより多くの子供を育てることができる」という。ペンギンに関しては10対のうち1対は両性愛であるとも述べている。
博物館側は今回の展示が人間の同性愛を解明する手がかりになることを期待し、そして、その行為が自然に反する事だという一般常識をはねつけられることを望んでいる。
19 Oct 2006
Against Nature