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Human

Struggling on the grassland
16年前、多くのモンゴル人が立ち上がり70年間続いた共産主義統治に終わりを告げた。しかし、民主主義は多くの人が望んでいた生活を向上させず、そこに果てしなく広がる不変の大草原のように変化していない。モンゴルはいまだにアジアでもっとも貧しい国のひとつである。
かつてモンゴル280万の人民の半数は遊牧民として馬にまたがり家畜と共に生活をしていた。しかし、1990年代の市場経済の導入以来、政府の援助がない遊牧民たちの選択は街に移る以外になくなってしまった。その結果、首都ウランバトール (Ulan Bator) のはずれには巨大なスラム街ができ、彼らは1日数ドルでの生活を強いられている。
ある女性はアルコール中毒になった夫を追い出し、3人の子供を育てながら生活している。彼女は「以前の暮らしの方がましだった」「政府は私たちに何もしてくれなかったし、誰も私たちの事を気にかけてはくれない」という。
モンゴルでは共産主義統治が終ってもいまだに共産主義者は姿を消していない。1921年に人民政府を樹立した革命家スフバートル(Sukhbataar)の騎馬像は今も首都ウランバートルの中心部にそびえ立ち、彼らの多くは現政府で新しい国の未来を構想しているが、その話しがマルクスやレーニンから金儲けの話に変わっただけである。
昨年のモンゴル経済は約6%上昇。中にはビジネスで成功している人もいるが、それでも国民の半数ちかくの人々は貧しい生活を送っている。政府の主張とは逆に彼らは貧富の差が拡大していると抗議する。彼らはモンゴルに新鮮なアイデンティティーを与えることができる英雄を探しているのだ。
過去にこの巨大な国はゆっくりと変化してきた。それを考えるとこの16年間は大変動の時であったろう。成功の影に彼らに追いつこうとする遊牧民やスラム街で生活する人々がいる。その長い道のりはまだまだ続く。
11 Jan 2007

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Thanks in advance for pure life.