オーガニック

Organic 2007

Missing women in Assam
分離主義者との闘争が絶えないインド北東部のアッサム州で、何千もの女性がこの10年間に行方不明にないっている。
地元警察は1996年以来、3,184人の女性と3,840人の少女たちが姿を消していると報告。それは平均して1日に2人の女性がいなくなっていることになる。警察署長は「警察は分離主義者の暴徒を取り締まるのに忙しく、他の犯罪を追跡調査する余裕がない」という。
そんなアッサム警察が最近になって首都デリー周辺でコールガールとして働いていたアッサム出身の少女2人を保護した。彼女らのほとんどが州内に点在する難民キャンプ出身で、主にコクラージャール(Kokrajhar)県からの女性が多い。コクラージャールには1990年代後半にボド種族との民族紛争で家を失った難民が25万人近く暮している。
今回、警察は州外での仕事を斡旋するリクルーターの存在を明らかにしたが、それらを根絶することは難しいという。そんなリクルーターの勧誘の手口は単純である。容姿の整った少女の親に数千ルピーを支払い、数カ月後には仕事を始めた娘が送金すると言い包める。しかし、彼女らが去った後には送金もなければ、娘も戻ってこないのが現実だ。そして、多くの家族は行方不明の少女について口をつぐんでしまう。
難民女性問題を専門とするポーラ・バナールジー教授は「この世界で起きる多くの民族紛争は大規模な女性の転置をもたらし、アッサムも例外ではない」という。アッサムの難民女性の多くは熟練した手工芸技能をもっている。しかし、今までに誰もそれを収入選択肢に換えようとしないのが現実なのだ。
行方不明の少女たちは難民キャンプ出身とは限らない。アッサムの州都グワハティ出身のインドラニは教養もあり、英語も話せる。彼女は7ヶ月前にデリーに程近いグルーガオンの総合レジャーセンターで仕事を得た。しかし、彼女は徐々にコールガールの仕事に引き込まれたという。
いまデリーやボンベイにあるリゾートやホテルで働くアッサムや他の北東部出身の何百という少女を見かけることができる。そんな彼女らの何割かはインドラニのような道をたどってしまうのである。
10 Apr 2007