オーガニック

Organic 2007

Mosquito nets
年間100万人の死者を出すマラリアは蚊屋を使用することによって、予防可能な病気であると英国の科学研究チームが発表した。
マラリアは蚊によって人から人へと感染する。その犠牲者の90%はアフリカ大陸でそのほとんどが子供である。アフリカでは5才以下の子供が亡くなる主な原因はマラリアだ。
英国の研究チームはケニアとガーナで6,000人の妊婦を対称に防虫ネットの蚊屋の中で寝る妊婦と、そうでない妊婦とを調査した。その結果、蚊屋の中で寝ていた妊婦が流産または死産する確率が3分の1に減少し、未熟児としての出生率も4分の1に減少したという。
これまでマラリアの調査は子供達の健康被害に焦点をしぼってきた。しかし、今回の研究は出生以前の妊婦に大きな責任があることが証明され、「マラリアに感染した妊婦は未熟児を出む確率が高いことがわかった」と熱帯薬科リバプール校の理事は報告した。
マラリアの被害を減らすための世界的な計画が蚊屋の使用を助長している。防虫ネットの蚊屋の値段は約4ドル。ほとんどのアフリカの家族にとっては高価なものに違いない。
25 Apr 2007