オーガニック

Organic 2007

Learning Chinese in Sudan
近年、中国製品、企業、レストランが急増しているスーダンで中国語は最も人気のある学科の一つになった。
ナイル川上流にある首都ハルツームの大学では中国語コンクールが開催され、100人以上集まった学生たちはそこで中国語を話し、中国語でジョークを言い合い、中国語で笑い、誰が一番流ちょうに中国語を話せるかを競い合った。それらはスーダンで将来を約束する大きなスキルであり得ることを示唆している。
世界で10億人以上の人々が母国語として中国語を話し、急成長する経済。中国政府は1億人以上の外国人がやがて中国語を話すようになると予測する。
ハルツーム大学の中国語学科の教授は彼の学科を卒業した学生は100%仕事を得ることができるという。それらは主に石油産業、遠距離通信、旅行業者などである。
すでにスーダンで採掘される石油の60%は中国に輸出され、加えて中国企業が紅海沿岸のポート・スーダンまでの1,500Kmのパイプラインとタンカー・ターミナルを建設中だ。
現在スーダンの石油生産量は1日50万バレル。その埋蔵量は内戦で手がつけられない地域を含めると少なくとも5億6300万バレルにおよぶことが証明されている。中国企業によってこの石油ブームにスーダンの学生たちが引かれるのは当然である。
スーダンでは2008年までに12万人の学生が奨学金などを得て中国の大学へ留学すると推定されている。ある学生は「卒業したら中国で修士課程を取りたい」「最終的には中国企業で良い仕事を得るつもりである」と語る。
14 Jun 2007