オーガニック

Organic 2008

Mothers for surrogacy
インド西部グジャラート州のアナンド(Anand)は予期しない代理母制度の先駆けの街となっている。人口15万人のこの街はこの3年半たらずで他の国でも類を見ないほど代理母による出産をもたらした。
外科手術を必要とする心臓病の子供をもつルビーナさんは1年半前、代理母の話を聞いてアナンドに駆けつけた。当時、彼女と夫の月収は合わせても15,000ルピー($375)ほど。とても子供に外科手術を施すには程遠かった。9ヶ月後、代理母を終えた彼女は手術代を支払うに十分な報酬を得て笑顔を取り戻した。アナンドではルビーナさんのような代理母のほとんどが長い間抱き続けた夢を実現している。
ある母親は念願だった家を購入した。そして彼女はそのローンを清算するためにもう1度代理母になることを計画しているという。夫はその報酬が確かなものでなければ同意しなかったであろう。報酬は25万ルピーから60万ルピー($6,250から$15,000)とクライアントによって変動し、いく人かはアメリカやイギリスからの裕福なクライアントを求めるかもしれないが、ほとんどの母親は手にした事のない大金を得て幸せになる。
アナンドにあるカイヴァル病院では2005年と2006年に代理母による出産を35件施した。そして、その数は2007年には55件に跳ね上がった。病院のパテル医師は代理母とクライアントが助け合っている現状だという。代理母制度が認められている国でもその倍の費用が必要だし、アメリカではそれが認められている州でも出産時にサインするまでは代理母に親権がある。フランスでは営利目的の代理母は禁止されている。
代理母の1人プリヤンカさんは「もちろん悲しみはあるけれど、それを心の中に押し込めなければならい」「それによって私たちも何かを得るのだから」と語る。多くの国で代理母制度が非合法のいま、インド政府は代理母になる女性のためのガイドラインを立案している。
21 Mar 2008