オーガニック

Organic 2009

How green can California?
全米のどの州よりも車保有数の多いカリフォルニア。バラク・オバマ大統領は同州の二酸化炭素排出基準計画を指示したが、そんな車社会のカリフォルニアでそれは可能なのだろうか?
カリフォルニア州は今後8年で温室効果ガスの排出量を30%減らすという。それを車の燃費で換算すると州内すべての車に1ガロン(約3.8L)あたり42マイル(約67.2km)走るハイテクカーが必要となる。
実際の車はどうかと言えば、普通のシボレー車で20mpg(miles per gallon)前後とほぼ基準の半分しか走らない。ヨーロッパで人気の高い小型車でも36から38mpg。現在42mpgの基準を超えるのはトヨタのハイブリッド車だけである。しかし、すべての人が2016年までにハイブリッド車を買えるわけではない。カリフォルニアのAir Resource Board(大気資源委員会)のジョン・スワントン氏はそれでも技術的には可能であるという。
「我々は今の自動車技術を基準にしている」「ターボ・チャージャー、6速トランスミッションなどを装備する、レクサク、アキュラ、アウディなどのタイプはすでにその技術を持っています」「我々が尋ねていることは、それら高級車に使用されている技術を広範囲の車種に適用させるということです」と大気汚染専門家でもあるスワントン氏はいう。
ARBは2016年までに新車を購入する消費者が1,000ドル余分に追加することができれば、これら新技術を用いることができると推定している。それはガソリン代2、3年分で相殺される金額だが、オートメーカー側はその費用に1台あたり少なくとも5,000ドルはかかるという。
結局、消費者は排出基準に適応した新車を購入するか、5,000ドルだして今の車を改造しなければならないことになる。いずれも景気後退の中で消費者には厳しい決定かもしれないが、温室効果ガス排出量の5分の1が乗用車というアメリカでは大きな1歩であろう。
4 Feb 2009