オーガニック

Organic 2009

The boy who writes iPhone code
シンガポール在住のマレーシア人、リン・ディン・フン(Lim Ding Wen)君は9才。リン君の父親は地元のハイテク会社に勤める技術主任である。
そんなリン君が開発したのはアップルiPhone用のペインティング・アプリケーション「Doodle Kids」だ。指をなぞって絵を描くそのソフトは2週間でiTunesショップから4,000回以上ダウンドードされた。
同じ年頃の子供たちがクレヨンなどで絵を描いているとき、リン君はプログラムに夢中になっていた。彼の最新のアプリケーションである「Doodle Kids」は指を使って絵を描く。絵を消したいときはiPhoneを振るとクリアされる。
「僕はこのプログラムを3才と5才の妹たちのために書いたんだ」「でも、みんなが気に入ってくれてとてもうれしい」というリン君。
初め彼はオリジナル・プログラムをPascal言語で自分のコンピュータに書き、iPhone用に改造した。その間はわずか2,3日であった。現在6つのプログラミング言語を書くことができるリン君がコンピュータを使い始めたのは2才の時。これまでに彼は20以上のプログラムを完成させている。
「ディン・フンはただApple IIGSやMacのようなコンピュータに興味を持っている子で、 プログラミングが好きなだけ」と語るのは父親のLim Thye Cheanさん。「Doodle Kidsは誰にでも書けるシンプルなプログラムです」「もし、ディン・フンができるなら、あなたにもできます」と謙虚に語る。
リン君は今「Invader Wars」というサイエンス・フィクション(sci-fi)・ゲームに取り組んでいる、そして学校のロボティック・スクラブに入部する予定だという。
7 Feb 2009