オーガニック

Organic 2009

50 years of Barbie
1959年ニューヨークのおもちゃ博覧会で初めて紹介されたBarbie Millicent Roberts(バービー人形)が誕生以来半世紀を迎えた。
Barbie人形の生みの親であるルース・ハンドラー氏の娘「Barbara」の名にちなんで名付けられた人形は発売以来10億体以上売られ、今もなお世界中の少女たちに愛されている。発売当時1体$3で売られた白黒の水着を身にまとったBarbieは2006年のオークションでは$27,450で競り落とされ、その魅力は単に少女たちの人形としてとどまらない。
Barbieといえば金髪の人形を思い浮かべるが、発売当時はブラウン・ヘアの人形もそろえられていた。この50年Barbieはファッション・モデル、宇宙飛行士、体操選手、フライト・アテンダント、F1ドライバーなど100以上のキャリアを積み上げ、ウェディング・ドレスをも着たこともあったが、2004年にはKenとの仲は分裂したと公式に発表された。
また、メーカーであるマテル社はBarbieの持つ長い足、キュッと引き締まったウエストなどが少女たちに達成不可能なイメージを与えるとして批判を浴びたこともある。それでもBarbieは子供たちが遊ぶおもちゃであって、ファンタジー・フィギュアであることを主張した。
「髪にブラシをかけてあげて、着替えさせる、それは女の子らしい遊びだと思います」と言うのはBarbieファンである16才の少女ダニエル。「それは非現実的な姿かもしれないけど、パーフェクトでないBarbieをみんな欲しがると思えない」「だってそれが彼女の魅力なのだから」
9 Mar 2009