オーガニック

Organic 2009

Is it time to legalize cannabis?
1996年、カリフォルニア州でカンナビスの医療使用が認められてから十数年。いま合衆国では14の州がそれを認め、その他の7州では医療使用は認めないながらもカンナビスの少量所持を合法化する法律が承認されている。
カリフォルニア州はその医療使用と少量所持が認められている州のひとつだが、そんな州でカンナビスを完全に合法化する動きがゆっくりと始まっている。
サンフランシスコの対岸の街オークランドはカンナビス規制緩和の象徴的な街アムステルダムにちなんでオークステルダムと言われている。その街中にある「The Bulldog Cafe」はカンナビスからそれに関するグッズならなんでも揃うカンナビス薬局である。さらに住民が医療目的のために購入する際に必要となるカンナビスIDもここで発行される。
州内で20万人以上が所持するカンナビスID。「すべてはここから始まっている」と語るのはカンナビス合法化の提唱者でるリチャード・リー氏。そしてこの地区には彼が運営する学校「Oaksterdam University」もある。そこは医療用カンナビスの取引に関する専門学校である。
リー氏はカンナビスを合法化することには2つの大きなメリットがあると説明する。1つはメキシコの麻薬カルテルに対して大きな影響を及ぼす。彼らの資金の60%から70%は違法なカンナビス取引から得られている。「もし我々がそれらをカットしたら、論理的に言えば彼らが行う暴力の60%から70%をカットできる」とリー氏。
そして2つ目は経済的な意味をなすという。もしカリフォルニアでそれがお酒やタバコと同じように合法化することになれば、州は年間15億ドルの税収を上げられると見積もられている。
それらの合法化法案を今年の州議会に提出したのがカリフォルニアで最もリベラルなサンフランシスコの政治家トム・アミアノ氏。「カンナビス合法化に保守的、リベラルに関わらず、人々は麻薬撲滅運動が何の成果も上げられないことに気付いている」「それらは我々にお金を貯蓄するどころか、大きな負担になっているのでる」
「禁止することはカオスであり、規制することはコントロールである」「路上のカンナビス・ディーラーがそれを買いに来た子供にIDは求めない」とアミアノ氏は語る。
しかし、そんな動きを無謀な公共政策だと反対するのは全米麻薬警察連合協会(National Narcotic Officers' Associations' Coalition)のロナルド・ブルック氏。
「もし、これが公認されれば敗者は納税者だ」「なぜなら我々はこのことに関連してヘルスケアや法律執行経費など増加したコストを支払わなければならないからだ」「またハイウェーでカンナビス常用者に追突される恐れもある」というブルック氏。
アミアノ氏が提案した法案はまだカリフォルニア州議会を通過していない。またその法案が通るのか否かを予測するのも難しいが、ただ明確なのはカンナビスの医療使用とその数百万ドルの産業はカリフォルニアでは絶えないであろうということだ。
27 Sep 2009