FIFAワールドカップ2006

Dutch Sealed Top Spot

Australia 0-3 Netherlands
 FIFAワールド・ユースのグループA 第二節でオランダがオーストラリアを破って早くも予選1位通過を決めた。前後左右にポジションが入れ代わるトータル・フットボールはこの日も光っていた。前半11分、FCユトレヒトのヤング・スター、リック・クライスが先制のチャンスを掴むが、オージーDFマーク・ミリガンがようやくクリア。その3分後にはライアン・バベルの強烈なシュートをブロックしたGKアダム・フェデリッチだったが、前半20分のヘドヴィヘス・マドゥーロのシュートには何もできずオランダが先制。しかし、日本との第一戦に十分な得点を上げられなかったデ・ハーン監督は大声で指示を出し続けた。40分には右に回りこんだオウス・アベイエがフリーになったフルハムFCのストライカー、コリンズ・ジョンにクロスを入れるがゴールならず、日の入りと共にハーフタイムをむかえた。
 後半開始直後、今度は左に回ったアベイエが個人技でDFをはずしてクロスを入れると、アヤックスの新鋭ウルビー・エマヌエルソンはワールド・ユース1,500ゴール目となるシュートを決める。さらに後半29分にはリック・クライスが23メートルの弾丸シュートでゴール・ネットを揺らし、勝利を確実にした。この試合の前に日本とベニンが1-1で引き分けていることもあって、オランダは1位通過が決定。日本は10人となったベニンに勝ち越すことができず、18日のオーストラリア戦に勝ってもベスト16に残れない可能性がでてきた。
15 June 2005

ワールドスポーツ

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