FIFAワールドカップ2006

ユース決勝はアルゼンチンとナイジェリア

Brazil 1-2 Argentina, Morocco 0-3 Nigeria
 南米とアフリカ勢同士の対決となったFIFAワールド・ユース準決勝はアルゼンチンがロスタイムのゴールでブラジルを降し、ナイジェリアがモロッコに快勝して決勝に進んだ。ユトレヒトで行われたライバル対決は前半7分、メッシの左足からのシュートでアルゼンチンが先制。バルサ所属の天才FWはその後もネリ・カルドゾとのコンビでブラジル陣内に攻め込んだ。しかし、ブラジルは後半30分にファビオ・サントスのFKにレナートが頭を振り切ってゴール。このまま延長に入るかと思いきや、審判が4分のロスタイムを掲示すると、最後のチャンスを演出したのはまたもメッシ。メッシにつられたブラジルDFはクロスに反応できず、そのボールをパブロ・ザバレッタが確実に決めてアルゼンチンが5度目の優勝に王手をかけた。
 一方、ケルクラーデでモロッコと対戦したナイジェリアは前半35分、オリンピコ・マルセイユのDFタエ・タイオが25m のシュートを決めてナイジェリアが先制。後半25分にはコーナーからオルバヨ・アデフェミがヘッドで合わせて追加点。さらに5分後にはシネドゥ・オグブケが3点目を追加して勝利を決定づけた。モロッコはその後二人の退場者を出し、サポーターからのブーイングを受けながらピッチを後にした。決勝と3位決定戦は土曜日にユトレヒト、ハルヘンワールト・スタディオンで行われる。
28 June 2005

ワールドスポーツ

サッカー大好きな人のためのワールド・スポーツ情報。ニューヨーク、ロンドン、アムステルダムからのレポートを中心にお伝えします。