FIFAワールドカップ2006

Goal-line Tech

 ボールがゴールラインを割ったか?否か?それはフットボールの歴史に常に物議をかもす話題である。先のCL準決勝でチェルシーFCがリバプールFCに1-0で敗れた試合では誰もゴール・シーンを見なかったが、ルイス・ガルシアのゴールが認められた。その後、リバプールはACミランを破りCLを制覇。そこでFIFAは「スマートボール・システム」と呼ばれるマイクロチップを組み込んだボールをペルーで行われたFIFA U-17チャンピオンシップに試験的に使用した。
 スマートボールはゴールラインを割ったところでセンサーによって審判に知らされる。U-17の大会はメキシコの優勝で無事に閉幕し、そのシステムも成功したが、ワールドカップ2006で使用されるかどうかは来年の3月、スイスのチューリッヒで国際フットボール協会の年次会合において最終決断が下される予定だ。フットボール協会のデイビッド・デイビス氏は「実際にそのシステムが使用されたのは非常に興味深かった。しかし、それを明日のワールドカップで使用できるかと言えば、ノーである。審判員がそのシステムを完全に有効なものであると見なす必要がある」と語った。「スマートボール・システム」の次の使用は12月に日本で行われる世界クラブ選手権だ。もちろんリバプールFCもそれに参加する。
3 Oct 2005

ワールドスポーツ

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