FIFAワールドカップ2006

National Holiday

 隣国ガーナ、コート・ジボアールと共にアウェー戦でワールドカップ初出場を決めたトーゴ。首都ロメの国立スタジアムでは凱旋帰国したプレイヤーを三万人のファンが待ち受けた。ファール・グナシンベ大統領はワールドカップ出場決定を記念して月曜日を祝日とすると発表。街行く人は黄色のTシャツ、自動車にはスカーフをなびかせ祝日を祝った。また、コート・ジボアールでも帰国した代表チームを何千人ものファンがアビジャン空港に出迎えるなど、その歓迎ぶりは「フットボールが平和を呼び戻した」と讃えられるほどだ。
 新聞で「Dream comes true」と見出しされたガーナ代表、MFステファン・アッピアーは「人生で一番幸せな日だ。我々はこの日を待っていた」と語る。先に健闘したU-17のプレイヤーにつづいて代表チームがどこまで勝ち進むか、ガーナ人の話題は尽きない。「確かにエシアンやアッピアーはどの監督も欲しがるような選手だが、ガーナはそれだけではない。協力してお互いに助け合い、決して諦めないチーム・スピリットこそガーナの強さだ」と首都アクラのファンは力説する。
 一方、エジプトにホームで1-1のドローにされワールドカップ初出場を逃したカメルーン代表は試合後3時間もスタジアムから出られずに閉じ込められ、PKを外したDFピエール・ウォメは「家を焼く」と脅迫を受けて警察が彼等暴徒を排除するなど緊張がつづいている。
10 Oct 2005

ワールドスポーツ

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