FIFAワールドカップ2006

Group F

 組合せが決まったブラジル代表に安心した表情はない。ブラジルは過去にワールドカップでクロアチア、オーストラリア、日本のどの国とも対戦したことがない。とくに今年のコンフェデレーションズ・カップでドローに持ち込まれている日本代表には用心しているようだ。バイヤー・レバークーゼン所属のDFジュアンは「日本との試合がもっとも難しいだろう」「なぜなら日本代表を指揮しているのがジーコだからね。彼は非常に意志の強い人間だ。そして、彼のプレイヤーたちもそれを受け継ぐんだ」と語っている。アーセナル所属のMFジルベルト・シルバもジーコを尊敬するプレイヤーの一人だが、「日本は我々と試合をすることになれているし、一番用心しないとね」と、コンフェデレーションズ・カップが楽な試合ではなかったことを思い出している。
 さらに、同じくレバークーゼン所属のDFロッキ・ジュニオールは南米予選でホーム、アウェー共に引き分けているウルグアイを破ったオーストラリア代表も油断できないと語る。ブラジル代表のペレイラ監督も「アジアのチームはもうナイーヴなチームではないよ」「それに、アジア・コンペティションがあるオーストラリアと日本は大会までに数試合戦えるが、その他のチームは親善試合が一試合ほどだろう。それだけ彼等は有利だ」と警戒している。
11 Dec 2005

ワールドスポーツ

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