FIFAワールドカップ2006

A Tough One

 「死のグループ」と言われるグループC。アルゼンチンでは2002年の悪夢が再現するのではないかと地元スポーツ紙の記事も暗い。「アルゼンチナ、またしても誰も望まないグループにはいる!」、「最悪のシナリオ!」、「ワールドカップもう一つの悩みの種!」などなど。なにしろグループCにはベスト・アフリカン・チームとも言われるコート・ジボアール、そして、ヨーロッパの強剛オランダとセルビア・モンテネグロが競い合う死のグループ。しかし、ホセ・ペケルマン監督は「しっかりと準備はしていく」と騒ぎには動じない。
 「たしかに4年前のライバル(ナイジェリア、イングランド、スウェーデン)は賢かった。彼等は大会前の6ヶ月間で大きく変わったからね」「我々にも6ヶ月あるが、クロアチアとの親善試合が一試合できるだけだろう。言い換えれば、プレイヤーはそれぞれのクラブ・チームで結果を示さなければならない」「今、ブラジルはベストなチームだし、彼等のアイデアやプレイ・スタイルも好きだ」「イングランドも2002年から大きく成長した」「しかし、我々も6ヶ月前にブエノス・アイレスでブラジルに勝ったときのようなチームになれば、ライバルの心配をする必要もなくなるだろう」と、監督は語った。
14 Dec 2005

ワールドスポーツ

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