FIFAワールドカップ2006

Beating Brazil

2度目のワールド・カップ出場を果したオーストラリア代表。そのアシスタント・コーチ、グラハム・アーノルド氏がチャンピオン・チームとどのように戦うのか答えている。
MENTAL PREPARATION(精神的な準備)「それに関しては考えなくていい。プレイヤーは何が危険なことなのか知っているからね」「ただ、それはオーストラリアのサッカー史上最も大きな試合には違いないが、今大会の全ての試合が同じであると言うこと」「そしてプレイヤーは興奮と感情をコントロールしなければ、彼らを自由に楽しませてしまうと言うことだ」「感情を抑えて冷静になれば、自分がしていることに集中できる」「我々はそれができるレベルのプレイヤーを揃えたつもりだ」
GET IN BEHIND THE FULL-BACKS(フル・バックの裏をとる)「ブラジルの弱点と言えば、そこだと言われるように、カフーとロベルト・カルロスは前線での攻撃が得意だ。そして、彼らの年齢は36と33」「我々にはウィンガーにスピードと個人技をもったスコット・チッパーフィールド、ブレット・エマートンがいる」「我々もビルド・アップするときにはそこに焦点を合わせるだろう」
CUT OFF THE STRIKERS' SUPPLY(ストライカーへのパスをカット)「キープできるプレイヤーにボールを持たせてはならない。特に前線の4人だ」「我々がやるべきことは彼らディフェンスがボールを持った瞬間にプレッシャーをかけること」「ブラジルには4人のディフェンダー、2人のミッド・フィールダー、2人のストライカー、そして、どこへでもプレイするロナウジーニョとカカがいる。言い直せば2人のファンタジスタだ」「もし、ロナウジーニョが左サイドから入ってくれば、エマートンとぶつかることになるだろう。彼はブラジル人に負けないぐらいの身体能力を持っているよ」
PLAY OUR OWN GAME(自分達の試合をする)「我々のチームの強さはたくましさと身体能力、そして何人かのアタッカーが上げられるだろう」「ティム・カーヒル、マルコ・ブレッシアーノ、ジョン・アロイジらはすでに国際レベルであることは証明されている」「ハリー・キューウェル(リバプール)、マーク・ビドゥカ、マーク・シュワルツァー(ミドルスブラ)らはCLやUEFA Cupの決勝戦の舞台を経験している」「そして、忘れてはならないのがヒディンク監督の元で十分に準備されていることだ」「また、同じコーチング・スタッフのヨハン・ニースケンスの存在も大きい。彼はワールド・カップ決勝でゴールを決めている男だからね」
29 May 2006

ワールドスポーツ

サッカー大好きな人のためのワールド・スポーツ情報。ニューヨーク、ロンドン、アムステルダムからのレポートを中心にお伝えします。