FIFAワールドカップ2006

Wrong Tactics

Serbia & Montenegro 0-1 Netherlands
初戦を落としたセルビア・モンテネグロのプレイヤーはイリヤ・ペトコヴィッチ監督のネガティブな戦術を非難している。
ウィンガーのオグニエン・コロマンは「前半から攻撃をしかけていれば、得点できたはずだ」「いくつか失点したかもしれないが、このような臆病な結果にはならなかったはずだ」と語っている。
前半43分、ペトコヴィッチ監督はDFネナド・ジョルジェヴィッチに代わってコロマンを投入。同時にMFイゴール・ドゥリャイを後ろに下げたが、コロマンにしてみれば、なぜ、自分がスターターから外されたのか理解できなかった。
「なぜ、そんなに防御的にならなければならないのか?もっと大胆なフォーメーションにすればより良い結果が得られたような結果がする」とコロマン。監督の指示には従わなければならないことはコロマンも十分承知している。しかし、次のアルゼンチン戦も同じような戦術では勝ち抜けないと強調した。
DFイヴィカ・ドラグティノヴィッチは「我々はオランダを警戒しすぎた」「オランダのような強剛に勝つには多少の運も必要だ」「それも攻撃的であって初めて運も味方する。それが前半にできなかった」と語る。
後半23分にベンチに下げられた元チェルシーFCのストライカーのマテア・ケジュマンも「攻撃するか、敗退するかのどちらかだ」「負けているチームがストライカーを下げるのはおかしい」と語った。
ペトコヴィッチ監督はオランダ戦の失敗を認め、次の試合では攻撃的にスタートすると断言。また、アリエン・ロッベンのゴールに対して「たった一度のミスが勝敗を分けた」「ネナド・ジョルジェヴィッチにその非はない。ロッベンのようなプレイヤーを封じ込めるのはむずかしいからね」と語った。
11 Jun 2006

ワールドスポーツ

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