FIFAワールドカップ2006

Dissatisfied draw

Netherlands 0-0 Argentina
共に決勝トーナメント進出を決め、警告を受けているプレイヤーを休ませたオランダとアルゼンチンのグループ最終戦はスコアレス・ドロー。
この結果、得失点差で首位のアルゼンチンはメキシコ、2位のオランダはポルトガルと対戦することになった。
この日のマン・オブ・ザ・マッチはチェルシーへの移籍が噂されているコリンチャスのFWカルロス・テベス。しかし、より多くのチャンスを作ったアルゼンチンは最後までゴールネットを揺らすことができなかった。テベスはインタヴューで「思うようにプレイできず、難しい試合だった」と語っている。
また、これで代表112試合目となりフランク・デ・ブールの記録に並んだオランダの守護神ファン・デル・サールは「記念の試合を無失点で止めたことは嬉しいが、満足はしていない」「我々は出せるものをすべて出し切ったが、リスクを負うことはできなかった」と語る。
オランダの初先発となったDFティム・デ・クレルとDFアンドレ・オーイエルは共にこの試合でイエローを受けた。その警告は今大会209回目となり、すでに2002年大会の208回を上回っている。「今大会ではレフリーが何時、何を出してくるかわからない。テベスやメッシと言ったドリブラーを止めることは非常に難しかった」とファン・デル・サール。
ファン・バステン監督は「今夜の試合でチームが成長していることを確かめることができた」と語っているが、あまり多くのチャンスを作り出せなかったことも事実だ。アルゼンチンのチャンスはほとんどがリケルメから展開した。しかし、ファン・デル・ファールトやスナイデルはほとんどチャンスを作り出せなかった。
決勝トーナメント1回戦で対戦するポルトガルはオランダと共にユーロ2004以来の大会でヨーロッパのチームには負けていない。勝てばイングランドとエクアドルの勝者と準々決勝で対戦することになる。そして、イングランドは決勝まで進まなければアルゼンチンと対戦することはなくなった。
21 Jun 2006

ワールドスポーツ

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