フットボール・ワールド

National team into a global brand

真新しいウェンブリー・スタジアムで親善試合を行うブラジル代表のキーワードは「グローバリゼーション」。
ドゥンガ監督は記者会見で代表選手の名前をアルファベット順に読み上げた。最初に呼ばれたのはSCヘーレンフェーン所属のFWアフォンソ・アウヴェス(Afonso Alves)。
「アウヴェス?誰だ?ポジションは?」一瞬、会場がどよめいた。ブラジルのジャーナリストでさえ知らない人もいる。22人の代表選手を読み上げた後、ドゥンガ監督はエールディヴィジの得点王アウヴェスの充実した今シーズンを振り返った。
今回、ドゥンガ監督が母国ブラジルから連れてきた選手は2人。国内リーグ戦を考慮しての選抜だが、ひとたび大西洋を渡って代表に選ばれると欧州のクラブにさらわれてしまうのも事実だ。現にブラジルのベスト・プレイヤーはすべて国外に在籍する。
世界中いたる所で多国籍企業のスポンサーと共に有名になる彼らは代表チームを世界的なブランドに変換した。ブラジル代表チームは世界に属する。そして、彼らを見るために代金を払うことができる人たちが金曜日ウェンブリーに集まるのである。
イングランド代表を「かつてのロングボールをボックスに入れて来るだけのチームでではない」と語ったドゥンガ監督。
確かにプレミアリーグは変わった。しかし、イギリスの批評家は「ポール・ガスコインやクリス・ワドルのような選手がどこにいるのか?」と首をかしげる。「たぶんSCヘーレンフェーンではないか」と。
28 May 2007

ワールドスポーツ

サッカー大好きな人のためのワールド・スポーツ情報。ニューヨーク、ロンドン、アムステルダムからのレポートを中心にお伝えします。