フットボール・ワールド

SA World Cup rail project delayed

あと8ヶ月に迫った2010年ワールドカップ南アフリカ大会。この大会を生で観戦する予定の人にひとつ厄介な問題が起きた。

当初、大会までに完成予定だった空港とヨハネスバーグ、プレトリアを結ぶ鉄道建設が大幅に遅れ、その完成は早くても大会が始まってからの2週間後だということが鉄道会社「Gautrain」の報道官によって明かされた。これによって多くのフットボールファンは空港からの移動はタクシーあるいはシャトルバスといった渋滞覚悟の交通手段を選ばなければならない。

鉄道会社によればその建設費用は35億ドル。そして期日までにそれを完成させようとするなら、さらに1億8千万ドルの費用が必要だと算出した。しかし、南アフリカ政府は完成を数週間早めるだけでそれだけの金は出せないとそれを拒否。

一方、大会期間中のホテルなどの宿泊価格が高騰していることにもワールドカップ組織委員会は懸念している。現地の話では最高でその価格は6倍にも膨れ上がっているという。「ワールドカップは南アフリカに巨大な経済的利益をもたらすであろうが、これでは観光客は再び戻っては来ない」と同委員会は忠告している。

写真は新しくなったケープタウンのグリーンポイントスタジアム（Green Point Stadium）9 Nov 2009

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