World Cup 2014

FORZA JAPAN

一敗一分けの日本代表、初戦のコートジボアールの勝敗のポイントは二つあったように思える。一つはピッチコンディション、天候でる。雨の濡れたピッチにグラウンダーのパスを通すには倍の力で蹴らなければとどかないほど、体力の消耗も激く、ポゼッションも保てない。しかし、彼らエレファンツは違った。これぞ天の恵みと血が騒ぎ、これがアフリカンボディーをもった男たちとのフィジカルの差だ、と言わんばかりに縦横無尽にピッチを駆け巡った。そこにスーパースター、ドログバが登場する。
二つめはそのドログバの起用のタイミングと日本代表ベンチの対応策にある。先発から外れていたドログバが途中出場するのは明白で、日本ベンチはそれを予測していたはずだが、その後半の流れを戻しきれずに負けてしまった。あそこで誰を出すのか、と言えば、そこで、遠藤だったのではないか。ドログバの流れを変えられる選手は日本のベンチには遠藤しかいなかったはずだが、彼はすでにピッチに立ち、ドログバに飲み込まれるスタジアムの雰囲気を感じ取っていた。
24 Jun 2014

ワールドスポーツ

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