UEFA チャンピオンズリーグ 2004-2005

ACミラン先勝

AC Milan 2-0 PSV
 試合前、是非決勝に進出してチェルシーFCと対戦したいと語っていたPSVのヒヂンク監督。しかし、ジュゼッペ・メアッツァでの第一試合はシェフチェンコ、トマソンにゴールを決められ、2-0でミランに敗れた。PSVのキャプテン、ファン・ボンメルと80分閑競り合った元オランダ代表MFのセードルフは「今回はミランに運があっただけだ。」と語る。前半、ミランは確かに多くのチャンスを作ったが、PSVもすばらしかった。ようやくミランが得点できたのは前半終了3分前、DFビルフレト・ボウマに競り勝ったシェフチェンコが先制点。後半に入るとヒヂンク監督はそのボウマに代えてDFテオ・ルシウスをピッチへ送り、PSVは更にチャンスを演出した。しかし、シュートの精度を欠き、また、GKジダの好セーブにも阻まれる。そして試合終了間際、クレスポに代わって途中出場していたトマソンがブロックされたボールを押し込んで試合を決めた。そのデンマーク代表のストライカーが試合後に語った。「今日、僕達は思うようにプレイできなかった。イタリアのクラブ・チームはオランダのチームを苦手としている。二年前、準々決勝でアヤックスに勝利したときを覚えているだろう。だから決して油断はしない。」
 先週末、リーグ優勝を早々と決めたPSVに対し、ACミランは同ポイントでユベントスと優勝を争っている。この差が時節5月4日、フィリップス・スタジアムでどう出るか楽しみだ。
26 Apr 2005

ワールドスポーツ

サッカー大好きな人のためのワールド・スポーツ情報。ニューヨーク、ロンドン、アムステルダムからのレポートを中心にお伝えします。