UEFA チャンピオンズリーグ 2005-2006

Van der Meyde expects more

 オランダのプレイヤーで忘れてはならないドリブラーがもう一人いる。ももの付け根の故障中にインテルから二百万ポンドで移籍してきたエバートンのウィンガー、アンディ・ファン・デル・メイデだ。開幕から勝星の上がらなかったエバートンもファン・デル・メイデが復帰してバーミンガム、ミドルスブラに1-0で連勝。いずれのゴールもファン・デル・メイデがアシストしている。「いつもイングランドでプレイしたいと思っていたんだ」「今、二試合を終えてみて感触はは上々、まだベストではないけれどね」と26才の元オランダ代表は語る。
 「確かにチームはより攻撃的になってきている」「僕はただ前線に適確なクロスを出すことしか考えていないんだ、もちろん自分でゴールも狙うけどね」「以前より自分はより攻撃的になったと思うよ、同時に守備もできる。このバランスが大切だと思うんだ」「イングランドはオランダやイタリアよりもプレイが早く、そしてコンタクトも多い、そんなゲームには僕のテクニックやクロスがフィットするんだよ」とファン・デル・メイデは今後の活躍を信じている。
 エバートン・サポーターの間ではファン・デル・メイデはすでにスーパー・ヒーローだが、そんな声にも「ぼくはチームの為に一生懸命プレイする普通のプレイヤーだ」と控えめだ。それでもミドルスブラ戦のアシストについては「左サイドからの右足のクロスはDFやGKにはボールがよみにくい。それはストライカーにとっては絶好のチャンスだ、ビーティーはよく決めてくれたよ」と誇らしげに語った。
8 Nov 2005

ワールドスポーツ

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