UEFA チャンピオンズリーグ 2005-2006

Educating Messi

バルサとチェルシーの間で言葉の応酬が絶えない中、アルゼンチン・マエストロ=リオネル・メッシはエルナン・クレスポこそが要注意人物と、そのキング・バトルを冷静に予測している。
「この戦いの勝者こそが欧州チャンピオンへの大きなチャンスを得られる」と今シーズン大きく成長した19才の青年は語り始める。「僕を含めたバルサのFWはチェルシーの鉄壁なDFに対して常にボールを支配する必要がある」「彼等はフィジカルに強く、空中戦にも長けていて容易にその敵を背後に入れたりはしない」「僕はロナウジーニョやデコ、エトーがそのDFを突破できるようにサポートしなくてはならないだろう」
「僕らと同じように彼等もピッチ全体にランパード、マケレレ、ドログバ、、クレスポ、そしてロッベンと言った素晴らしいプレイヤーが存在し、モウリーニョ監督は彼等を上手に組織して刺激を与えて来る」「クレスポは瞬時にそのマーカーを外すことができる生まれつきのゴール・スコアラーだ。ワールド・カップで彼と同じチームなのは嬉しいことだが、バルサに対しては静かであってほしい」「たぶん彼は最初からピッチに出てこないだろう。それは僕らにとっては良いことだよ」
続けてメッシは語る「ディエゴ・マラドーナのようにボールを操るプレイヤーはどこにもいない」「僕は最近彼に会って良いアドバイスをもらったんだよ。彼はメディアの誇大広告で我を失わず、自分自身でありつづけろと言ってくれた」「僕自身、今のような活躍ができるとは思っていなかった。ワールド・ユースの勝利がすべてを加速させたと思う」「僕はプレッシャーを感じたりはしない。ピッチの上での唯一の感覚は喜びだけさ」
「フランク・ライカールト監督には技術的、戦術的に、そして人間として多くを学んでいる。彼はゲームを読むことに優れていて、僅かなことも見逃さない」「バルサでデビューした頃、僕はハイ・レベルのリズムやスタイルに慣れなければならなかった」「毎日、チーム・メイトとトレーニングすることで信じられない経験をする」「僕はまだティーンネイジャーで先発するようになった最初のシーズン。自己満足は決してしないよ」
19 Feb 2006

ワールドスポーツ

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