UEFA チャンピオンズリーグ 2005-2006

Famous back fours

1991年、アーセナルがリーグ制覇したときの失点はわずか18。その記録を作ったのは当時のDFリー・ディクソン、トニー・アダムス、スティーブ・ボウルド、ナイジェル・ウインターバーンの4人だ。そして今、コロ・トゥーレ、エマニュエル・エブエ、フィリップ・センデロス、マテュー・フラミニという現在の若きDFはCLで8試合連続無失点の新記録を更新している。アーセン・ヴェンゲル監督はこの4人は1991年当時のDFに匹敵すると確信している。
共に22才エブエとフラミニはローレン・メイヤーとアシュリー・コールの負傷で各ポジションを獲得。元MFのフランス人フラミニは新しいポジションで新たな才能を発揮している。さらに、センターバックのソル・キャンベルの代わりに起用されたスイス代表DFセンデロスも十分に代役を果している。ヴェンゲル監督はレアル・マドリーとユベントスを食い止めた彼ら4人を準決勝のハイベリーでも起用するつもりだ。
そして、ベテランDFが戦列を離れる中、ただ一人シーズン当初からアーセナルDFを引き受けてきた25才のトゥーレはヴェンゲル監督から絶対的な信頼を得ている。「トゥーレには多面的才能があり、ソル、センデロス、パスカル・シガン、誰とでも上手くパートナーを組める」「2年前にやって来たときから彼は目立っていたよ」「普通のプレイヤーなら2年目には少し落ち込むが、彼は今シーズンも9月以降は素晴らしい活躍を見せている」「トレーニングでも100%の力を見せてくれる彼の態度には見習うべきものがある」とヴェンゲル監督は語る。
トゥーレもヴェンゲル監督もこの戦いが何を意味するかはわかっている。それはアーセナルがここ数年失っているタイトルを取り戻す大きなチャンスだということを。
18 Apr 2006

ワールドスポーツ

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