UEFA チャンピオンズリーグ 2005-2006

Barca win at Milan

AC Milan 0-1 Barcelona
バルサがボールをキープしながら、ミランがカウンター攻撃で出て行くというスローな展開で始った試合は、序盤にミランが多くのチャンスを作っていた。バルサは14分にようやくファン・ボンメルが最初のシュートをミドルレンジから放つ。アンチェロッティ監督はロナウジーニョにマンマークを付けなかったが、ライカールト監督はカカへのマンマークにエジミウソンを置く戦術を採用。
そんな中、前半27分、エトーがカラーゼに倒されて絶好の位置でFKを得たが、ロナウジーニョのショットはミランの壁に阻まれる。一方、ミランは34分、プジョルのイエローカードでFKを得るも、ピルロのカーブ・ショットは僅かに枠の外。その後、ようやくミランもボールを回しはじめたが、逆にバルサの早いプレスにボールを奪われてしまい前半が終了した。
やや単調だった前半より素早い展開で始った後半はミランが5分にシェフチェンコ、ジラルディーノ、カカとつないでチャンスを作ったが、シュートは枠を外れてしまう。そして均衡を破ったのは後半11分、ロナウジーニョのパスに反応したジュリーがDFの裏に走り込み、ニア・ポストへ左足ボレーでゴール。
貴重なアウェーゴールで先制したバルサは徐々に余裕を出し、ボールを持ったロナウジーニョの動きも前半とは見違えるほど良くなった。いつもなら前線に数多く顔を出すファン・ボンメルもこの日は自制していた。その後もバルサはよく守り、ミランは最後までリズムに乗れない。シェフチェンコもプジョルとマルケスに完璧に抑えられ、残り10分、必死に攻撃をくり返えすミランを前に3分のロスタイムは無情に過ぎ去った。
18 Apr 2006

ワールドスポーツ

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