UEFA チャンピオンズリーグ 2005-2006
Visca Barca!
- Barcelona 2-1 Arsenal
パリのスタッド・ド・フランスで行われたCL決勝はバルセロナFCが10人のアーセナルから逆転して14年ぶり2度目の優勝を果した。
- 試合は10試合無失点記録を更新していたアーセナルの攻勢で始ったが、徐々にボールをまわしはじめたバルサのチャンスに守護神レーマンがエトーの足を掴んでしまいレッド・カード。ヴェンゲル監督はピレスを下げてスペイン人GKアルムニアを投入した。
- 前半18分で10人となったアーセナルは37分、右サイドからFKのチャンスを得ると、アンリのクロスにDFソル・キャンベルがヘッドで合わせて先制。自慢の鉄壁の守備で守り切れば初タイトルを手にできるアーセナルだったが、後半に入ると無気味な雨が降り出す。
- 一方、なかなかゴール前に入れないバルサに転機が訪れたのは後半16分にファン・ボンメルに代わってラーションが投入されてからだった。そこで史上5人目となるプレイヤーと監督としての優勝を狙うライカールト監督の采配が的中する。
- 後半31分にイニエスタのスルー・パスをラーションが左から走り込んでくるエトーに流すと、エトーはアルムニアを引き付けて正確にボールをゴール・ニア・サイドに押し込んだ。
- ようやく同点としたバルセロナはその4分後、勢いそのままに今度は右サイドからラーションの折り返したボールを攻め上がって来たDFのベレッチがシュートをきめて逆転。
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残り10分、60分以上10人でバルセロナの猛攻を防いできたアーセナルには追いつく余力は残っていなかった。無情の雨の中でボールをキープされロスタイムの3分も過ぎアーセナルの初優勝の夢は終った。
17 May 2006
ワールドスポーツ
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