UEFA CUP 2006-2007

South American in England

今期からインイングランド・リーグ2のスウィンドン・タウンFCのアシスタント・コーチに就任した元ウルグアイ代表MFグスタボ・ポジェが南米の若いプレイヤーに門戸を開く。
チェルシーFCやトッテナム・ホットスパーでプレイし、現役を引退してから2年、ポジェが元チェルシーFCのチーム・メイト、デニス・ワイズ監督のアシスタント・コーチとしてイングランドに戻ってきた。モンテヴィデオからロンドンの西150Km、イギリスの鉄道産業を支えた街スウィンドン(Swindon)が彼の新天地だ。
ポジェは8月にブラジルのコリンチャスからウェスト・ハムへ移籍してきたテヴェスとマスチェラーノらの若いアルゼンチン・プレイヤーを大いに歓迎している。彼はインタヴューで「もっと多くの南米プレイヤーをイングランドで見てみたい」と、イングランドで活躍する南米プレイヤーが少ないことを嘆く。
「彼等はもっとイングランドをよく知るべきだ」「美しい場所と、いつも満員のスタジアム。フットボールには最高じゃないか」「そして、南米から来たプレイヤーは後から来る若いプレイヤーのためにも、彼等がいかに素晴らしいかを見せなければならない」「スウィンドンも今はリーグ2で、財政面でも難しい面はあるが、好調を維持すれば外国人プレイヤーを獲得することも可能になるだろう」と、ポジェは説明する。
ピッチの内外で環境を変えることは簡単ではないことをポジェは知っているが、それは可能であると信じている。「外国人にイングランドについて尋ねると、天気が最悪だと言う」「もし、スペインとイングランドの2つの選択技があったら、みんな温暖なスペインを選んでしまう」「そして言葉の問題だ」「南米で英語を話す人はいない」「だから戸惑いも感じるだろう」「でも、僕を見なよ、英語を話して間違えても気にしない。ただ、話しながら学ぶだけだよ」
スウィンドンでのポジェの存在はウィルトシャー・クラブのファン層がウルグアイにも広がりつつあることを意味する。ウルグアイでもイングランド・フットボールに対しての感心は大きい。「スウィンドンのファンも既にいるしね」「彼等は僕にクラブやリーグ2について聞いて来るよ」と、ポジェは言う。ザ・カウンティ・グラウンドに南米のプレイヤーが現れるのも遠い話ではないかも。
21 Sep 2006

ワールドスポーツ

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