UEFA 2007-2008

Stam ends career

元オランダ代表DFヤープ・スタムがフットボール・プレイヤーとして現役引退を表明した。
35才のスタムは今月初めに膝の故障から復帰してきたばかり。しかし、彼のモチベーションは上がらなかった。その理由の一つにチーム事情があっただろう。アヤックスは9月に早々と欧州の舞台から姿を消し、テン・カーテ監督はチェルシーに去って行った。
そんな中、スタムはテクニカル・ディレクターのマーティン・ファン・ハール氏やマネージング・ディレクターのマールテン・フォンテイン氏に引退をほのめかしていた。「フィジカルはもう100%ではない」「試合中でも相手よりも自分に気を使うようになってしまった」「それはもう戦えるフットボーラーとは言えない」と語ったスタム。
1992年、FC ズボーレでキャリアを始めたスタムはカンブール、ビレムII、PSVと渡り歩き、1998年にイングランドに渡りマンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督の下でリーグ・タイトル、FAカップ、CLを手にした。しかし、2001年に自ら発行した自叙伝「Head to Head」が火種となりファーガソン監督と決裂。その活躍の場をイタリアのラツィオに移すが、スタムはそこでも終始安定したプレイを見せ、2004年にACミランへ引き抜かれた。
その間、オランダ代表として67試合に出場したが、代表でタイトルは獲得できなかった。代表引退後、2006年に母国オランダに戻りアヤックスでプレイし現役を引退した。
30 Oct 2007

ワールドスポーツ

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