UEFA 2007-2008

Eredivisie race remains alive

オランダ・エールディヴィジ、4年連続優勝を狙うPSVがここにきて足踏みをしている。第33節の試合で勝てば優勝が決まるはずだったPSVはホームでトゥヴェンテ・エンスヘーデと対戦し1-1のドローに終った。先週同じフィリップ・スタディオンでフィオレンティーナに敗れ、ベスト8でUEFA CUPから姿を消したPSV。最終節はアウェーでフィセッテ・アーネムと対戦する。
一方、フローニンゲンで予定されていた2位のアヤックスの試合は直前にファンが紙を燃やして火事騒ぎを起こしたため、試合は水曜日に延期となった。この試合にアヤックスが勝たなければ最終節を待たずしてPSVの優勝が決まる。
この20年間で最悪のシーズンを送ったアヤックスは次期監督に決まっているマルコ・ファン・バステン現オランダ代表監督らが水面下で新しいチーム作りを始めている。
一時はヨハン・クライフ氏が20年ぶりにアヤックスで仕事をすると報道されたが、ユース・チームの改革を優先するクライフ氏は意見の相違があるとして、話を白紙に戻した。両氏の関係は良好ではあるが、4年契約のファン・バステン監督にしてみればユースの改革の必要性は認めながらもその余裕がないことも事実である。
先週ヴェンゲル監督はファン・バステン監督がアーセナルのトレーニングを視察しに来たことを明らかにしたが、アヤックスはACミランやバルセロナなど他のビック・クラブとのパートナーシップも強化しようと試みている。ACミランからはカカーの後継者といわれているフランスU-21代表MFヨアン・グルキェフの獲得も協議中であると伝えられた。
また、新たにコーチング・スタッフとしてコールされているのが、一昨年現役を引退したデニス・ベルカンプである。ベルカンプ自身も指導者になることには興味を持っていて、その第一歩としてアヤックスは絶好のクラブと言える。
ファン・バステン監督はKNVB(オランダサッカー協会)のトレイニー・ポストをベルカンプに提供した。それが実現すればベルカンプはまた異なった立場でピッチの上に立つことになる。
14 Apr 2008

ワールドスポーツ

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