UEFA 2007-2008

Arshavin sets on Barca

「子供の頃からずっとバルサをサポートしてきた」「でも、今は準決勝のことしか考えていないよ」と語るアンドレイ・アルシャフィン。ユーロ2008準々決勝でオランダ代表の夢を打ち砕き、一躍ビッグクラブの目を引き付けた27才のロシア人プレイヤーは野心に満ちている。
この2年間、アルシャフィンは2人のオランダ人監督に指導されてきた。もちろん1人はロシア代表をここまで押し上げてきたヒディンク監督。「秘密なんかないさ」「ただ若者と仕事をするのが好きなんだ」「もし彼らに野心と熟練した技術があれば、僕がそのエネルギーを得て、またそれを与え返すことができる」と言うのは韓国、オーストラリアに続いてミラクルを起こしたヒディンク監督。
短期間で大きく成長しているロシア代表でアルシャフィンは「この2年間タフなトレーニングもあったけど、ヒディンクに率いられて幸せだった」「彼は僕たちを信頼し、より多くの自由を与えてくれた」「だから僕たちはより良いプレイができるんだ」と語っている。
一方、UEFA CUPを制しアルシャフィンを手放すことになったFCゼニトのアドフォカート監督は「どのリーグが彼に相応しいかは言えない」「彼は素早く、両足からうまれるゴールにアシストもできる」「我々はほとんど1-4-3-3のシステムでプレイし、ワイド・プレイヤーは常に自由にした」「他のコーチが彼にそこまで自由を与えるかはわからないが、そうすべきである」「でなければ彼を起用することは困難になるだろう」と語った。
25 June 2008

ワールドスポーツ

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