ウルトラヒップ Ultra-Hip

The Village VoiceにDNAを発見

DNA:70年代後半から80年代の初めNYで活躍した前衛ロックバンド
 DNAは前期と後期の二つに分類できる。メンバーは一貫して三人なのだが、前期のオルガンプレイヤーRobin Crutchfieldに代わって、後期はベースのTim Wrightが加わっている。そして終始そのバンドを支えてきたのが、あの強烈なノイズ・ギターのArto Lindsayと、紅一点のドラマーIkue Moriさんだった。81年だったか、CBGBで始めてDNAのライブを見た。予備知識を持たなかった私はCBGBの奥深く、ステージを目の前にそのパフォーマンスにくぎ付けにされた。Arto Lindsayのむちゃくちゃなギターにタイトなビート、その(ほぼ)タムしかたたかないドラムサウンドは、驚いた事に、日本人らしき女性がたたいている。ステージの目の前から見上げれば、その身体がスッポリとタムタムの影に隠れてしまうような小柄な東洋人。しかし、Ikue Moriさんの発するビートは想像の域を越した。ライブ後は放心状態と耳鳴りがしばらく続き、バワリーを通り過ぎる車の音を聞きながらDNAの余韻と共に街に溶け込んだ。The Village Voiceの記事をみる
16 Jan 2005

Ultra-Hip

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