ウルトラヒップ Ultra-Hip
Seeking Hip-hop relics
ターンテーブル、アナログレコード、カセットデッキ、そしてマイクロフォンと言ったヒップホップの遺品を国立アメリカ歴史博物館が探している。これらは同博物館のヒップホップ文化の展示会に出品される品々で、その収集には長くて5年、その費用に2百万ドルを要すると予想されている。
- 「ヒップホップはジャズと同じようにアメリカ文化の一部である」とワシントンDCのスミソニアン研究所の報道官が言うように、1970年代、NYのブロンクスから発祥してから現在に至るまで、ヒップホップは今や誰も疑う余地のない若者文化の一つとなった。収集される品々は主に初期のアーティストの物で、写真、ポスター、手書の歌詞、そしてコスチュームなどが含まれ、Grandmaster Flash、Afrika Bambaataa、Ice T、Fab 5 Freddyなどはすでに展示物を寄付している。
- NYで行われた式典でDef Jamレーベルの共同創設者Russell Simmons(ラッセル・シモンズ)氏は言う。「それはヒップホップの終わりを示すものではない」「我々はそれが継続し発展して行く事を知っている」「今やヒップホップは挫折や欲求と言った世界中でもがき苦しむ若者の表現手段の一つなのだから」。今年の暮れには同博物館で落書きアート(graffiti art)の展示も予定されている。
28 Feb 2006