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Wave Gotik Treffen festival

今年のワールド・カップでライプツィヒを早めに訪れるフットボール・ファンはその黒山の人だかりに驚かされるだろう。
ビールとブラートヴルスト(焼きソーセージ)の代わりに路上にはミード、中世のマーケット、そして破壊的な音楽がお目みえする。そう、世界最大のゴシック&インダストリアル・ミュージック・フェスティバル「WAVE GOTIK TREFFEN 2006」が開催されるのだ。
6月2日から5日まで開かれるフェスティバルには遠くは日本、オーストラリア、合衆国から2万人近い人々が集まる。今年で15年目のこのフェスティバルもライプツィヒの住民にとっては恒例行事。街には黒く仮装した若者で溢れ、中世の村や無宗教のマーケットが出現する。ある老人はフスティバルの観客に「なぜこんな格好をしているのかね?」と尋ねる。「彼らは見た目ほど危険ではないんだ」とフェスティバルの主催者は言う。
11世紀に端を発するライプツィヒはワールド・カップ開催都市の中でも唯一の旧東ドイツの街。近年この街ではメーデーや再統一の記念日における民族主義者によるデモ、左翼の反抗者と警察の暴力的な衝突の現場になった。しかし、市長は「ネオ・ナチの場所はない」と公言し、ワールド・カップによる成功で街のイメージを一新するつもりらしい。
フェスティバルの6日後にはセルビア・モンテネグロ対オランダ戦を控え、さらにはスペイン、ウクライナ、フランス、韓国、そして、イラン、アンゴラのサポーターをライプツィヒは快く歓迎するだろう。
30 May 2006

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