ウルトラヒップ Ultra-Hip

No Pants Day 2K9

1月10日土曜日、午後のニューヨークの気温はマイナス1度。降り積った雪の間から吹き上がるスチームは変わらぬ光景だが、そんな中からズボンをはいていない男女が続々とやってくる。彼等はこれから4つの地下鉄に分乗して集合地点のユニオン・スクエアーへ向かう。
「たいていの人は笑ってスマイルしてくれるよ」「いやな目で見る人もいれば、無視する人もいる」というノーパンツ運動。7人の参加者から始まった「No Pants Day」は今年で8回目、2006年に8人の参加者が警察に手錠をかけられるなどしたが、その後はめだった混乱もなく今回は1200以上の参加者を集めて開催された。
「僕の隣に1人女性が立っていた」「彼女は数駅ほど通り過ぎても微動たりともせず僕を無視していたんだ」「ところが彼女が降りる直前になって彼女は素早くポケットから携帯電話をとりだし、僕の写真を撮って電車を降りていったよ」というのはリピーターの男性。
今は男女の比率も半々で、カップルでの参加も多い「No Pants Day」。無事にユニオン・スクエアーにたどり着いた参加者たちは数ブロック歩いて「SideBAR」でフリードリンクをいただく。もちろん流れはそこに止まらず騒ぎは「Belmont Lounge」のような場所に移動する。
「No Pants Day」はNY以外にもボストン、アデレード、アムステルダム、アトランタ、シカゴ、デンバー、リスボン、LA、シアトル、シドニーなどで同時開催されている。成人の日にパンツ一丁?日本の地下鉄でやったら間違いなく職務質問されます。そのときは「はき忘れました」とか「暑かったんです」と言い訳すればいいそうです。
10 Jan 2009

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