1980年、アラン・パーカーの映画「Fame」が上映されて約30年。Kevin Tancharoen（ケビン・タンチャルーン）監督によってリメイクされた「Fame」が封切られた。-
若く才能のある歌手、ダンサー、ミュージシャン、俳優たちがアート・スクールで繰り広げるストーリーは変わりがないが、レッグ・ウォーマーを身につけたダンサーたちを観客の目に焼き付けたオリジナル映画は当時アメリカでR指定とされていた。同性愛、妊娠中絶、麻薬使用などが描かれた映画は17才以下は保護者同伴でないと観ることができなかったが、今回のリメイク版はPG指定（保護者同伴が望ましい）とされている。
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タンチャルーン監督はあえてオリジナル・キャストの名前を使わなかった。「もし、彼らの名前をそのまま使っていたら僕の映画を観る観客はそれに失望するだろう」「それだけリロイやココ、ブルーノ、モンゴメリーたちは完璧だったということだ」と同監督は語る。
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このリメイク版「Fame」に出演している俳優達はオリジナル・キャストの教師役デビー・アレンなどを除けばほとんど無名だったと言っていい。その中でリッチなダンサー役を演ずるKherington Payneは一躍脚光を浴びている。
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昨年アメリカの人気テレビ番組「So You Think You Can Dance」に出演してスカウトされた19才の彼女はその経験は超現実的だったという。「Fame」を自ら手にしたシンデレラ・ガールはこの映画でそれが何であるかを示したいと語る。「決して面白半分でない、真剣なものだ」と。
- 25 Sep 2009
