FIFAワールドカップ2006

Drogba drags quarter-finals

Libya 1-2 Ivory Coast, Egypt 0-0 Morocco
 同じオレンジ軍団のオランダ代表マルコ・ファン・バステン監督も観戦に訪れたカイロ・インターナショナル・スタジアム。第二試合がエジプト対モロッコとあってスタジアムは42,000人以上の観衆が集まった。この試合に勝利すればベスト8進出が決まるコート・ジボアールとエジプトだったが、エジプトはモロッコに痛恨のスコアレス・ドロー。コート・ジボアールはリビアを突き放しベスト8を決めた。
 第一試合に先制したのはワールド・カップ得点王候補のディディエ・ドログバ。試合開始10分、PSVのトリッキーなストライカー、アルーナ・コネが左サイドを抜け出し、センターにカットしてシュート。リビアのGKマフタ・ハザラがファンブルすると、コネは跳ね返ったボールを走り込んでいたドログバに流し、ドログバが先制ゴール。GKハザラのミスで早くも失点したリビアは予想通りこのエレファントに歯が立たないと思われたが、前半41分、ゴール前にスペースを見つけたリビアのMFイズワエがチップ・クロスをヘディング・シュート。ボールは飛び込んだGKジャン・ジャック・ティジエの下をすり抜けた。
 1-1で迎えた後半はエジプトのサポーターの後押しも加わってリビアの激しい攻撃が続いたが、勝利の女神はコート・ジボアールに味方した。後半29分、コーナー・キックのクリア・ミス・ボールをオリンピアコスのMFグネリ・ヤヤ・トゥーレがヘッドで折り返すと、ボールはラインを上げていたDFの頭を飛び越えてゴールに吸い込まれた。コート・ジボアールは28日のエジプト戦に勝ち点を上げればグループ首位通過が決まる。この大会に良い成績を残さなければワールド・カップ前に解任される可能性のあるコート・ジボアール代表のアンリ・ミッシェル監督は「今日のゲームはスタートが良かった。それが試合の主導権を握れた一因だと思う」と語った。
24 Jan 2006

ワールドスポーツ

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