UEFA 2006-2007

Leonardo Santiago

Ajax 4-0 HFC Haarlem
オランダカップでアヤックスが2部リーグのHFCハールレムに完勝しベスト8に進出した。アヤックスは前半8分にハールレムDFレイ・フランケルのオウンゴールで先制すると、34分には移籍2試合目のレオナルド・サンティアゴがアヤックスでの初ゴールを決め、その6分後にはペレスが3点目、さらに終了間際にも再びペレスが得点して快勝した。
HFCハールレムはアムステルダムと同じ北ホラント州の州都ハールレムに本拠地を置く2部エールステディヴィジのチーム(NYのハーレムの地名はここに由来する)。昨年のオランダカップを制したアヤックスにとっては勝利することは必須だったが、この冬に獲得したブラジル人FWレオナルドがゴールを決めてくれたことは大きな収穫だった。
この3月で24才になるリオデジャネイロ出身のレオナルドはストライカーもこなせる若手ウィンガーだ。身長173cmと小柄ながらもその身体能力は抜群で、12才のときにあのPSVでロマーリオやロナウドらをスカウトしたピート・デ・フィッセル氏にスカウトされフェイエノールトのユースで育てられた。
ブラジル生れのオランダ育ちとも言えるレオナルドはその後2000/2001年シーズンにプロデヴューを果し、2002年にフェイエノールトがUEFAカップを制した頃までは多くのアシストをして勝利に貢献していた。しかし、度重なる故障などで2006年の1月にNACブレダに移籍。
ブレダではシーズン途中ながら14試合で8ゴールと活躍し、チームを2部降格の危機から救ったともいえる。しかし、今シーズンに入ると左ウィンガーとしての起用を考えていたブレダのエルニー・ブランツ監督との確執が深まりアヤックスへの移籍となった。
フンテラールやバベルがいるアムステルダムのビッグクラブではストライカーのポジションにこだわるレオナルドでもわがままは言えないだろう。テン・カーテ監督が75万ユーロで獲得したブラジリアンを残りのシーズンで如何に起用するか面白いところだ。
24 Jan 2007

ワールドスポーツ

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