UEFA 2007-2008
Who are Zenit?
- Zenit 2-0 Rangers
UEFA CUPファイナルの地マンチェスターで優勝したのはレンジャースを2-0で破ったロシアのFCゼニト・サンクトペテルブルク。
- FCゼニトは準々決勝レバークゼン、準決勝バイエルン・ミュンヘンと破って決勝に勝ち上がると、大方の予想をくつがえして見事にロシアン・クラブ初のヨーロッパ・タイトルを手にした。
- マルセイユ戦で人種差別的暴言(モンキー・チャント)を発したとしてUEFAから警告されていたサポーターたちが10万以上集結したといわれるが、イギリスでは人種差別的暴言はその場で逮捕。決勝戦は警官隊とサポーターたちのにらみ合いで始まり、後半27分Igor Denisovのゴールで先制したFCゼニトがロスタイムにも追加点を決めてレンジャーズの夢を打砕いた。
- FCゼニトのディック・アドフォカート監督は元オランダ、韓国代表監督。レンジャーズでも1998年から2003年まで監督を務めスコッティシュPLとスコッティシュ・カップの2冠を制したこともある。
- 試合前から強気の発言を繰り返していたアドフォカート監督は「これはロシアン・フットボールにとって何かの始まりである」「その賞金はグッドピッチ、新しいスタジアム、そして子供達の用具になるだろう」と試合後に話している。そして国内リーグ戦、カップ戦を戦っている古巣レンジャーズに対しても応援していると語った。
- FCゼニトの名が初めて使われたのは1940年。その前身は1926年発足のレニングラード鉄工労働者チームなどにある。1944年には当時のUSSR Cupで優勝するも、それからスランプに陥り、1967年にはトップ・リーグから降格。そして、10月革命50周年記念のリーグ拡大に伴ってトップリーグに復帰した。
80年代になるとFCゼニトは1984年にUSSRチャンピオンシップ、1985年にはソヴィエト・スパーカップに優勝。1991年に名称をFCゼニト・サンクトペテルブルクに改められた。1992年にトップ・リーグに戻ったFCゼニトは1999年、2003年にロシアン・カップに優勝。昨年は2度目のリーグ・タイトルを手にし次のCL出場権を得ている。
- ふるい話だが、1897年ロシアで初めてフットボールの試合が行われたのはサンクトペテルブルクで、イングランドとロシアのローカルチームが対戦してイングランドが6-0で大勝している。
- 現在プレミア・リーグでプレイするFCゼニト出身のプレイヤーは冬にウィガンに移籍したノルウェジアンDFエリク・ヘイゲン(Erik Bjurnstad Hagen)とリバプールに移籍したスロバキア代表DFマルティン・スクルテル(Martin Skrtel)の2人がいる。
- 14 May 2008
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