ウルトラヒップ Ultra-Hip

Large Professor Feeds the Root

カップリング・インスト・アルバム「Beatz Volume One」をリリースした"Mad Scientist"ことヒップホップ・プロデューサーのLarge Professor(ラージ・プロフェッサー)がインタヴューに応える。
今回のレーベル名を「Paul Sea Productions」とした理由は?「僕に数多くの助言をしてくれたPaul C [McKasty] に対しての賛辞として名付けた。そして、大海原をイメージさせる(sea)をかけ合わせたんだ」「それに僕のミドルネームは(Paul)でもあるんだよ」
このインストルメンタル・レコードでMCをするつもりは?「もちろん売れればの話だけど、大いにあるね」「たぶんヒットするさ」「今、NYはそのアイデンティティーを失っている」「これはNYヒップホップ・ビートに何か刺激を与えることを期待する特効薬みたいなものさ」「僕は常にみんなに"This is crazy!"と思わせたい」「時々やり過ぎるときもあるけど、だから今回は歌詞は無しにした」
インストのヒップホップは流行ると思う?「ビートだけを感じ取ればいいんだからHOTだよ」「それは一度クリーンな状態にして異なった目的を満たしてくれるんだ」「僕はそれを"Clean-Up Music"と呼んでいる」「何か他のことをしながら、無意識のうちにすべてを聞くことができるんだからね」「インストルメンタルはやったことがないから、是非作ってみたいと思っていた」
「"Out All Night"を聞いてみてくれ」「それはスローで、僕にはただレコード屋の前で呆然とたたずんでいる様子が目に浮かぶ」「それが今のNYで、それ以上なにもない。僕はそんなフィーリングを込めたかった」「このルートはZulu(ズールー)にある」「そこには何があったか、そしてまだ何が残っているのかを予感させたいんだ」
1 Jun 2006

Ultra-Hip

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