ウルトラヒップ Ultra-Hip
On the Street: 1980-1990
写真家エイミー・アルバス(Amy Arbus)が80年代のNYダウン・タウンへとノスタルジック・トリップさせる。
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エイミーのフォトグラファーとしての最初の仕事は、当時のヴィレッジ・ヴォイス紙に毎月掲載されたダウンタウン・ストリート・スタイルの写真だった。
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彼女は最も非常識な流行しかけ人を探し求め、それらの写真は多くのファッション・デザイナーたちにも影響をあたえた。白黒のポートレイト「On the Street: 1980-1990」はそんな彼女の500枚以上のコレクションからセレクトされた写真集だ。
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パフォーマー、パンクロッカー、ファッションデザイナー、誰でも人と違って見えればエイミーはその場でシャッターを押した。背中がないシャツを着た双児、鎖と鍵だらけのドレスを着た女性、横一文字のアイライナーを入れた黒人。
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スナップの中には有名なテント・ドレスを着たAnna Suiや古着のコートを着たデヴュー当時のMadonnaたち未来のスターもいる。極め付けはマーティン・スコセッシ監督の映画「The King of Comedy」のセットにロックバンドの「The Clash」の面々が並んでいるスナップだ。
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この写真集は大都市で純粋にアイデンティティーを得ようと努力している人々の記録である。本のイントロダクションにはこう書かれている。
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"There was a palpable sense of romance about life and all it had to offer, an innocence the likes of which we have never seen since."
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(写真はPEDRO AND ALEJANDRO 1984)
25 Sep 2006