Miles of Gilles
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DJジャイルズ・ピーターソン(Gilles Peterson)は上品な名声よりも彼が発掘したサウンドにスッポトライトを当て続けることを好む。
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アシッド・ジャズ(Acid jazz)、ドラムンベイス(Drum'n'bass)、ニュージャズ(Nu-jazz)、ブロークン・ビート(Broken beat)、1985年以来、彼のミックス、コンピレーション・アルバムは数知れない。彼はいまBBCラジオ1の番組「Worldwide」でフューチャーされている。
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ジャイルズ・サウンドを満たすためには彼の折衷主義は必要不可欠になる。ヒップ・ホップとサンバ、ボサノバとニュージャズ、ファンクとソウル、R&Bとドラムンベース、ハウスとジャズ、アフロビートとテクノ。ジャイルズは得られる全ての音楽を吸収し、新しい音を作りだす。
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「僕はいつも自分が誰であるかということにもがきあえいでいる」「もし、それがあまりにも簡単に知り得るものなら、それは何らかの方法で人をだましていることになってしまう」「僕のミッションは初めて僕がジャズやファンクを聞いたときに受けたエネルギーを人々に与えることだ」と語るジャイルズ。
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DJのキャリアをスタートさせて20年以上、ブラジルとアフリカの宝石を磨き上げ、ダンス・ミュージックとジャズの掛け橋としてレコードを回し続けることは彼にとってきわめて重要なことに違いない。
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昨年に新レーベル「Brownswood」を立ち上げたジャイルズはレーベルとラジオの仕事の合間に世界を飛び回っている。クリスマスを家族とスイスのローザンヌで過ごしたジャイルズは、新年を東京・恵比寿で迎え、今月24日にはNYの「Hiro Ballroom」にてSoil & Pimp、Tita Lima、Jose James、Taylor McFerrinらと出演する予定だ。
18 Jan 2007