Diamanda's Valentine's Day Massacre
「ヴェアレンタインの夜、ディアマンダがあなたの胸を引きちぎる」、邦題にするとこんな感じのキャッチ・コピーになるライブがNYの「The Knitting Factory」で行われる。
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2ステージ用意されるその夜、声域3オクターブ半の歌姫ディアマンダ・ギャラス(Diamanda Galas)は「枯れ葉」「Padam, padam, padam」「You're My Thrill」など、エディット・ピアフ、マレーネ・デートリッヒ、シャーリー・ホーン、チェット・ベイカーらのクラッシク・バラードやブルースを熱唱する。
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ディアマンダ・ギャラスを調べるとアバンギャルド・パフォーマンス・アーティスト、ボーカリスト、ピアニスト、そして作曲家とある。1959年にギリシャ系アメリカ人の子に生まれたギャラスは幼い頃からジャズ、クラッシクに親しみ、アメリカのマリア・カラスとも呼ばれていた。
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90年代にはレッド・ツェッペリンのベーシスト、ジョン・ポール・ジョーンズとコンビを組んでいたこともあるギャラスのコスチュームはいまゴシックである。
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独特なピアノ・タッチは聴く人をノスタルジックな世界へと導き、デートリッヒのようなクールなヴォイスはヴェアレンタインの街に響きわたる。
6 Feb 2007