Havana's Club Tropicana turns 70
12月30日、キューバの老舗ナイトクラブ「Tropicana」が70周年を迎え、850名の観客はその壮麗なショーに酔いしれた。
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首都ハバナにある「Tropicana」がオープンしたのは1939年。熱帯の雰囲気を生かした巨大野外カジノとキャバレーは瞬く間にキューバ最大の観光事業に発展する。
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「Las Diosas de Carne」と呼ばれるスパンコールと羽毛を身につけたショーガールズの独特のスタイルはパリやニューヨーク、ラスベガスで真似され、多くのアメリカ合衆国資本と共に多くのビッグ・アーティストたちも集まった。エディット・ピアフ、サミー・デイビス・ジュニア、アーネスト・ヘミングウェイ、マーロン・ブランド、ナット・キング・コール、カーメン・ミランダ、ユマ・スマックなど、リストアップすれば切りがない。
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1959年にキューバ革命が起こると、多くの有名なホテルやカジノは国有化され娯楽産業は衰退。しかし、カジノがなくなった「Tropicana」はそれでも生き残り、2003年にアメリカ合衆国がキューバ訪問禁止を解除した後は観光客も増え、2008年には年間入場者数は20万人を記録したと伝えている。
- 31 Dec 2009