オーガニック

Organic 2007

Climate change makes migration crisis
今後、2050年までの気候変動で10億人が家を失うと国際慈善団体クリスチャン・エイド(Christian Aid)が発表した。
研究グループは気候変動による移住危機はすでに深刻な問題であり、世界的な移住の波が新たな民族紛争を起こす可能性があると報告した。特に発展途上国においては現在直面する緊急課題であるとし、スーダン、コロンビア、ウガンダ、ビルマ、スリランカ、マリなど危険な状態にある国を示した。
「それはダルフールのような悪夢がますます増加することを意味し、気候変動による影響であることはあまり知られていない」と報告の主な著者ジョン・デイヴィソン氏はいう。
「我々はヨーロッパや他の裕福な国へ渡って来る移民たちの話をよく聞くが、真の脅威は水面下で拡大している」「国際法の下では何の権利をもたない多くの人々は声も出せずに自国に留まらなければならないだろう」「多くの場合、彼らの生活は危機にさらされる」
クリスチャン・エイドは国際社会に対し、最悪のシナリオを避けるためにも、より強固な勇気ある回答を求めている。
14 May 2007